1学期の「通知表」が返ってきたら?
大阪府の公立入試と内申点のリアル
東豊中・熊野町・豊中市エリアの中学生・保護者様へ
1学期の通知表が返ってきて、「思ったより成績が低かった」「まだ中学1年生だから大丈夫かな」と感じているご家庭も多いのではないでしょうか。
実は、大阪府の公立高校入試では、通知表の評価である内申点が合否に大きく関わります。
特に豊中第十五中や豊中第十七中をはじめ、豊中市内の中学生にとっては、定期テストの点数だけでなく、提出物や授業への取り組み方も重要です。
今回は、大阪府公立高校入試における内申点の仕組みと、通知表が返ってきた後の夏休みに取り組むべきことを解説します。
大阪府の公立高校入試は「中1から評価される」
大阪府の公立高校入試では、中学1年生から中学3年生までの通知表が内申点として評価されます。
中学3年生の評価が最も大きく影響しますが、中学1年生・中学2年生の成績も確実に加算されます。
中1:中2:中3=1:1:3
たとえば、各学年の通知表の合計が次のような場合を考えてみましょう。
・中学1年生の通知表合計:40
・中学2年生の通知表合計:42
・中学3年生の通知表合計:43
40×1+42×1+43×3=211
このように、中学3年生の評定が最も大きな割合を占めますが、中学1年生と中学2年生の成績も高校入試の結果につながります。
そのため、「まだ中1だから大丈夫」「中2だから受験はまだ先」と考えてしまうと、後から取り返すことが難しくなります。
内申点対策は中学3年生になってから始めるものではありません。中学1年生・中学2年生の今の取り組みが、すでに高校受験につながっています。
実技4教科も5教科と同じ重みで評価される
大阪府の公立高校入試では、国語・社会・数学・理科・英語の5教科だけでなく、実技4教科も内申点の評価対象となります。
歌唱や演奏、鑑賞、授業中の取り組み、提出物なども評価につながります。
作品の完成度だけでなく、制作過程や課題への取り組み方も大切です。
実技、保健分野のテスト、授業への参加姿勢などが評価されます。
作品やレポート、実習への取り組み、知識の理解などが評価につながります。
内申点を計算する際は、主要5教科も実技4教科も、同じ5段階の評定として扱われます。
国語の評定「5」=音楽の評定「5」
つまり、5教科の定期テスト対策だけを頑張っていても、実技4教科の提出物や授業への取り組みがおろそかになると、9教科全体の内申点を十分に伸ばせない可能性があります。
内申点を上げるためには、日頃から次のようなことを意識しましょう。
・提出物を期限内に提出する
・学校ワークやレポートを丁寧に仕上げる
・授業中の説明をしっかり聞く
・作品制作や実技に最後まで取り組む
・授業で求められている活動に参加する
通知表を見たら夏休みにやるべき3つのこと
通知表は、1学期の結果を確認して終わりにするものではありません。
評価を見ながら課題を整理し、夏休みの行動につなげることで、2学期の定期テストや高校受験に向けた準備を進めることができます。
定期テストや学校ワークを見直し、間違えた原因や理解できていない単元を確認します。
提出期限、ワークの丁寧さ、授業中の参加姿勢など、テスト以外の部分も振り返ります。
英語や数学を中心に、分からない単元を放置せず、必要に応じて前の単元まで戻って復習します。
① 1学期内容の解き直しを行う
通知表で評価が低かった教科には、理解が不十分な単元や、勉強方法が合っていなかった部分が残っている可能性があります。
まずは、1学期の定期テストや学校ワーク、授業で使用したプリントを見直しましょう。
ただ答えを確認するだけではなく、次のような視点で間違えた原因を整理することが大切です。
・知識を覚えられていなかった
・問題の解き方を理解できていなかった
・計算ミスや読み間違いだった
・時間が足りなかった
・問題文の条件を見落としていた
間違えた原因を分類することで、夏休みに優先して復習する内容が明確になります。
② 提出物や授業への取り組み方を見直す
通知表には、定期テストの点数だけでなく、日頃の学習活動も反映されます。
「テストでは点数が取れていたのに、思ったより評価が低かった」という場合は、提出物や授業中の取り組み方も確認する必要があります。
・提出期限を守れていたか
・学校ワークを空欄のまま提出していなかったか
・間違い直しまで丁寧にできていたか
・授業中の課題に集中して取り組めていたか
・実技教科の作品やレポートを丁寧に仕上げられたか
内申点を上げるためには、次の定期テストで高得点を目指すだけでなく、学校生活そのものを改善する視点を持つことが大切です。
テストの点数だけを見るのではなく、提出物・授業への参加・日頃の学習姿勢まで含めて改善していきましょう。
③ 1学期の内容を徹底的に復習する
夏休みは、学校の授業が一度止まり、1学期の内容をまとめて復習できる最大のチャンスです。
特に英語と数学は、前に学習した内容を土台として、次の単元へ進んでいく積み上げ型の教科です。
英単語や基本文法、正負の数、文字式、方程式などに理解不足があると、2学期以降の内容がさらに難しく感じられるようになります。
分からない単元を放置せず、必要であれば前の学年や前の単元まで戻り、基礎から解き直しましょう。
夏休みのうちに基礎を固めておくことで、2学期の定期テスト対策はもちろん、中学3年生になってからの高校受験対策も進めやすくなります。
ただ問題集を進めるのではなく、「何ができていないのか」を確認し、自分の力で正解できる状態に変えることが大切です。
通知表を次の成績アップにつなげる
通知表は、単なる1学期の結果ではありません。
現在の学習状況や学校での取り組み方を振り返り、これからの学習方針を考えるための大切な資料です。
特に中学1年生・中学2年生の段階で課題を発見し、夏休みに改善できるかどうかによって、2学期以降の成績や高校受験に向けた準備は大きく変わります。
まとめ|通知表が返ってきたら確認したいこと
通知表を見た後は、結果だけで一喜一憂するのではなく、次の行動につなげることが大切です。
- 大阪府の公立高校入試では中学1年生から内申点が評価される
- 中1・中2・中3の評価比率は1:1:3
- 実技4教科も主要5教科と同じように評価される
- 提出物や授業への取り組み方も振り返る
- 夏休みのうちに1学期内容を徹底的に復習する
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